新年度のご挨拶
認定NPO法人綜合画像研究支援は、今年度は国際的にも発展します
東京では、桜の花が美しく咲き誇っており、過ごしやすい季節を迎えましたが、皆様にはご機嫌よくお過ごしのことと、お喜び申し上げます。
昨年度は、認定NPO法人IIRSに対しまして、種々のご指導とご協力を頂き、誠に有難うございました。お陰様で、認定NPO法人の自覚を基にして、恒例の第4回可視化技術ワークショップ、IIRS セミナー、IIRSサイエンスカフェのイベントを無事に終了しました。
研究支援事業も軌道に乗ってまいりまして、これまでに50例を超える研究支援を、大学・研究所・企業に対して行ってまいりました。その中には新素材に関する研究や、食品の製造に関するものなど基礎から応用まで多岐に亘っております。
さらに人材育成事業の新しいプロジェクトとして、新技術振興渡辺記念会から助成を受けましたプロジェクト、「ライフサイエンス領域における可視化技術の実態と将来展望に関する調査研究」を、4月から精力的に実施することができましたことをご報告申し上げます。この調査研究では、国内の研究機関への訪問調査、文書による聞き取り調査、セミナーと16回に及ぶ調査研究推進会議の開催などを行いました。その結果、日本の可視化技術を扱う研究者が置かれている研究環境には、機関によって大きな格差があることを実感しました。さらに、海外における状況の視察のために、12月にはオーストラリアのAMMRF(Australian Microscopy & Microanalysis Research Facility)へ赴いて、その実態について訪問調査を実施し、参考にすべき内容を多く得ました。
そこで、今年度の研究として「ライフサイエンスの領域における微細形態計測装置の共同利用化ネットワークの創設に向けての調査研究」と題して、新技術振興渡辺記念会に調査研究助成金の交付を再び申請しましたところ、幸運にも今年度も助成を頂いて事業を続けることができることになりました。5月の顕微鏡学会と秋の植物学会の折りに、ワークショップを開催して、多くの研究者のお考えを集約し、また問題提起をして頂くべく計画しております(案内をご参照下さい)。
一方、電子顕微鏡関連機器の共同利用の拠点を作って、すでに効果的に活動をしているAMMRFからは、国際協力の申し出があり、IIRSは今年度国際的な分野に活動を拡大する準備を進めております。
さらに、第1回から3回までの可視化技術ワークショップの「記録集」が、間もなく発刊となります。また、「顕微鏡叢書」の刊行の計画も進んでおり、今年度にそれが実現するよう努めます。
以上のように、今年度は、昨年度の事業実績をさらに発展させるべく、スタッフ一同が一丸となって仕事に邁進しておりますので、一層のご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げます。今後も皆様からの研究支援のご依頼をお待ち申し上げます。
IIRSの事務所は、便利な都心の学問と商業の神様が祭られている、平河天満宮の隣に位置しておりますので、お気軽にお立ち寄り頂き、IIRSの発展についての忌憚のないご意見を賜ったり、お仕事についてのご相談をなさって下さいますようお願い申し上げます。
認定NPO法人 綜合画像研究支援
理事長 大隅 正子
